株式会社両毛システムズ

SAPソリューション

分野:
製造
ソリューション:
ソリューションサービス

コンサルティングサービス

当社は長年に渡り自動車部品メーカーである株式会社ミツバにおいて情報システムの構築・運用・保守を行っております。2005年にはSAP ERPをミツバ基幹システムとして導入し、国内関係会社7社と海外関係会社7社にまで展開してきました。

特に自動車部品業界特有の商習慣や取引形態については、他のベンダーにはない業務知識やシステム構築経験を持っており、それらの領域における知識や経験は当社の強みであると自負しております。このような強みを生かし、お客さまへのERP導入を責任を持ってご支援します。

※当社コンサルタントはSAP社の認定資格を取得しております。

特長

ERPを導入するということは、お客さまの業務プロセスを標準化するということです。
当社は「靴に足を合わせる」というERP基準での業務設計を推進します。
※ERPという靴の大きさをアドオンにより大きくするというご提案は行いません。

ERP導入をきっかけにお客さまの業務プロセスがグローバルで標準化されるような業務設計を行い、業界の独自性によりERP標準機能ではカバーできない場合、その業務プロセスだけをサブシステムとしてERPの外側に作成するようご提案します。
※ERPを標準機能で使用した場合、ERPのバージョンアップや法改正による業務プロセスの変更などにも迅速に対応を行うことが可能になります。

サービス領域

フルラインサービス
ERP導入プロジェクトの企画・提案から本稼動後のサポートまで一貫したサービスをご提供します。
スポットサービス
お客さまの予算に応じてスポットでのサポートサービスをご提供します。
改善コンサルティングサービス
パフォーマンス劣化や業務プロセスの見直しなど本稼動後のコンサルティングサービスをご提供します。

サービス領域

SAP ERP テンプレートサービス

ERPは多くの国、多くの業種、多くの企業で使えるよう汎用的に作られたパッケージ製品です。
ERP導入プロジェクトを期間・予算共に予定通りに進めるポイントは、ERPを変更しないで使い、ERPに業務を合わせることと言われています。
しかし日本の製造業は業務や作業の効率性・正確性をとことん追求し、常に現場のカイゼン活動を行っております。
そのためERPで定義されている汎用的な業務プロセスは日本の製造業に受け入れられず、ERPに多くのアドオンを作成し、結果として期間・予算共に想定以上に膨らんでしまうプロジェクトがいくつも存在します。

RSテンプレートは、このパラドックスを解決するソリューションです。

骨格としてはERPをそのまま使うことで、企業の情報を一元管理し、全ての活動を会計にリアルタイムに反映するというERPのメリットは活かします。
反面、業種の特徴、企業の特徴、あるいは各現場への指示・実績の入力、企業間の連携といった点はERPの外に開発して、ERPと整合性を保ちながら、リアルタイムに連携をとることで実現しています。
これにより、企業活動の基本的な部分はコンプライアンスを遵守したERPの業務プロセスを実行し、現場サイドでは、ERPを意識することなくレガシーシステムの感覚でユーザ企業独自の業務プロセスを実行することができます。
システムの保守という点においても国際会計基準(IFRS)への対応や、内部統制、法令対応などはERPベンダーが行い、現場のカイゼン活動はERPに影響を与えることなくお客さまにおいて進めることが可能となります。

ミツバグループの基幹システムとして導入されています

ミツバグループ国内拠点(7工場・2ロジスティクスセンター)、国内7関係会社、海外7拠点(海外拠点に ついては拡大展開中)に導入。

RSテンプレート全体像

RSテンプレート全体像

自動車部品業界特有の商習慣への対応はサブシステムとしてERPの外で実現しています。
RSテンプレートは、ERPを中核に配し、周辺のサブシステムを含めたソリューションです。

特長

ワークフローを使用したマスタ登録の進捗管理
各部門を跨る品目マスタの構築もマスタ管理システムのワークフロー機能により、タイムリーに登録依頼が作成されます。部門では必要な時に必要な品目だけを構築すれば良いので、担当者の作業効率も向上し、品目マスタの構築リードタイムが短縮します。
国内自動車全メーカーに対応
受注EDIシステムではメーカーごとに異なる受注情報の統一フォーマット変換からERP受注伝票の登録を自動で行います。また、内示情報と確定情報をメーカーごとのパターンに応じて自動的に差し替え、受注情報の一元管理を実現します。
客先毎に異なる出荷形態に対応
出荷管理システムでは時間単位、便単位といった出荷指示の作成やバーコードを使用したピッキング機能により迅速で正確な出荷業務をご支援します。
工場における数量管理の正確性と利便性を確保
工場での数量管理は現品ラベルを使用します。MES/POPシステムで現品ラベルのバーコードを読み込み生産数や受払数をカウントします。キーボードを使用した入力作業でないため、正確な在庫情報をリアルタイムで把握できます。
外注先や仕入先の管理を実現
注文書や納品書、発注予定や支給予定、検収明細や請求書など外注先の管理に必要な各種最新情報が仕入先EDIシステムで外注先から参照できます。また、現品ラベルの添付をルール化することにより、お客さまでの現品管理が容易になります。
業界特有の商習慣や取引形態への対応
支給処理(有償・無償)、仮単価、遡及、仕入先直納といった商習慣や取引形態へも対応しています。

ロードマップ

ロードマップ

  • テンプレート導入期間 : 6ヶ月 ~ 8ヶ月

ERPプロジェクトの標準的な導入期間は準備フェーズから本稼動まで最短で1年と言われています。

RSテンプレートには想定業務シナリオや事前設定パラメータ、業界特有の取引形態に対応したアドオンプログラムやサブシステムがあらかじめ用意されているため、ビジネス設計フェーズから本番移行フェーズまでを大幅に短縮することができます。

ベーシス運用サービス

ベーシス運用サービスには、システム導入時及びシステム導入後のスポット運用保守サービスとシステム導入後の改善コンサルティングサービスがあります。

スポット運用保守サービス

移送修正 カスタマイズデータやプログラムなどを本稼働環境へ移送します。
標準システムメンテナンス ノート適用やサポートパッケージ適用を実施します。
クライアント操作 開発・検証環境にてクライアントの作成・削除を実施します。
ジョブ設定・操作 SAPシステムにおけるジョブの設定・スケジューリングを行います。
また、JP1(ジョブ管理ツール)を利用しての設定も可能です。
アーカイブ運用支援 アーカイブツールを利用してのアーカイブシステムの導入・運用をご支援します。

改善コンサルティングサービス

システム改善支援 リソースチェック・ワークロード分析・ABAP実行遅延分析等のレスポンス検証を行い、システムへの改善提案を実施します。
SAP設定対応 SAPサービスである、Going Live CheckやEarly Watch Alertにて提案された項目への対応を行います。