- Q学生時代に
学んでいたこと -
大学では生命情報学科で情報工学を学んでいました。プログラミングやC言語、情報リテラシーの基礎に触れるうち、せっかくなら大学での経験を活かせる企業で働きたいと考えるように。両毛システムズに入社してみて、部署ごとの専門的な研修のなかにC言語講座がありましたが、つまずくことなく受けられたのは大学時代に築いたベースがあったからだと思います。正直にいうと、学生時代に養った知識は実務レベルではほとんど役に立ちません。ですが、より専門的でレベルの高い知識を次から次へと吸収していく必要があるなかで、「好きだからやっている」意識が明確にあることが、モチベーションの大きな柱となっている気がします。
クルマ好きであることも、両毛システムズに魅力を感じた理由のひとつでした。就職活動中、「大学で学んできた情報工学を活かして、ITの面から自動車業界の一翼を担えたらいいな」と考えていたところ、両毛システムズが車載システムの組込事業を展開していると知り、選考にエントリー。入社の時点では希望の組込事業部へ配属される確証はありませんでしたが、希望通りの業務に携われている現在は、自動車業界に少なからず貢献できる喜びを噛み締めながら仕事ができています。
People人を知る
携わった仕事が
製品に反映される喜び
システムエンジニア 安藤 凱
※所属は取材当時のものです
PROFILE
2017年新卒入社。部署の事業内容は、モデルベース開発の推進支援。要求分析から検証までのプロセスにおいて、機能安全対策に取り組む。個人としては自動車メーカーと連携し、おもにシステム設計書作成を担当。週に2日は自動車メーカーへ出張して打ち合わせを繰り返しながら、ヒアリングした要望をもとに新たな選択肢を提案し、データベースの構築を行う。
- Q現在担当している
業務内容 -
私が担当している業務は、自動車制御に関わる『システム設計書』の作成がメイン。自動車の開発にあたっては、運転する人の要求を想定して洗い出し、それを満たすために必要な要求をさらに分析、詳細化していきます。たとえば「ボタンひとつで走るクルマが欲しい」という要求がある場合、自動車をボタンひとつで走らせるうえで必要となる機能や機構などの洗い出しを実施。それらをまとめて「要求図」と呼んでいます。システム設計書は、仕様書や実装に入る以前の仕組み化に向けた入り口部分の資料で、それを使って自動車メーカーへの提案を行います。その後意見交換を繰り返しながら、精度や完成度を高めていきます。
システム設計書を作り、その結果として自分の提案を採用してもらえたときが、この仕事で一番大きなやりがいを感じる瞬間です。頑張った仕事が最終的に「自動車」という、私たちの生活に欠かせない、カタチある製品に反映されている実感は、自分自身の糧となっています。また、システム設計書を作成する際は内容だけでなく、正しく伝える工夫や理解しやすさも意識しているのですが、自分が思い描いていた通りの資料ができたときは心のなかで思わずガッツポーズ。小さなやりがいが日々実感できるのも、この仕事の良さだと感じています。
- Q新入社員教育と
その後の成長環境 -
入社から約2ヶ月で現所属部署へ配属され、そこからさらに4ヶ月間の座学を中心とした部門教育がありました。おもにMBD、VBA、SysML/UML、USDMなどの講座があり、それぞれ数日間の日程が組まれ、組込事業部の先輩や外部講師からきめ細やかに指導してもらいながら受講。幅広い領域の知識をいっぺんに詰め込む研修ではなく、ひとつの領域に対してたっぷりと時間が確保されていたので、集中してより深い学びを得ることができました。システム設計書の要求図を作るときはSysML/UMLの知識が必要になるので、研修で学んだことがダイレクトに活かされています。
ありがたいことに、現在はチームリーダーの役割を担い、若手のうちから責任のある仕事を任せてもらえています。チームリーダーは、メンバーと協力してお客様から受けた要望をひもとき、それをもとに方針を決めて打ち返したり、実際にシステムを作ってくれる担当者に作業を依頼したりと、多方面で取りまとめをする役回り。出張や在宅ワークが多い現状、チームとの連携を図るのは基本的にオンライン会議ですが、チャットでの文字のやりとりでは伝わらないニュアンスは都度通話をして細かく確認を入れています。いちプレーヤーとしての立場だけでなく、チーム全体を見渡しながら仕事を回していく環境が、自分自身の成長度合いを高めてくれると信じています。
Message for You
就活している方へメッセージ
新人が比較的多く配属される部署であり、同年代の社員が多い環境です。和気あいあいと意見を出し合い、カタチにしていく楽しさがあります。自動車業界の最先端技術や今後の展望を学べるのも醍醐味です。